熊商デパート残念会 [糸石家ものがたり]
12月10日(木) 熊商デパート残念会
平成21年度、熊商デパートの説明会が開催されたのは7月1日、 約160日前の事でした。
今年、糸石家の担当クラスは、3年4組です。。
担任の中山先生と店長の佐竹倫ちゃんに その日初めてご挨拶させていただきました。
そして、夏休みにはインターンシップ。現場研修に12名が参加してくれました。
担任の中山先生をはじめ、副担任の中西先生も会場に足を運んでいただきました。
初めての貴重な体験です。一日お店に立てば笑顔で接客が出来るようになりました。
10月〇日、新型インフルエンザ流行のため、「今年の熊商デパートは中止」 校長先生が苦渋の決断をされました。この発表に涙を流した生徒が沢山いたと ご挨拶に来られた中山先生に聞きました。「中止となればこのまま終了。。。」私の中で寂しさと心残りがよぎります。11月のある日(少し時間がたった頃)店長の佐竹さんにTELをしてみる事に...。クラスの全員、がっかりしている事や、皆で限定商品のメニューを考えてくれていた事など 初めて生徒たちの生の声を聞きました。そこで、前々から考えていた残念会(何かひとつ思い出を残す)を私の方から提案してみました。先生に特別に許可をいただき、店長と打ち合わせをしてクラスの皆には、内緒でこの日を迎えました。
PM14:30。ロングホームルームの時間帯に 揚げたてのチーズ揚げ44枚を持って教室に登場!!「え~っ」。。店長のサプライズ効果でクラスの皆が驚きでざわめく。。なんで、糸石家のobasanが来ているのだろうか?教壇に立ちみんなにご挨拶をして残念会について話してみました。もう、ざわざわが止まりません。
教室の後ろの黒板は、既に”卒業モード”に突入!!アラフォーには、解読不可能であります。
今回の目的のひとつ、みんなで”熊デパ記念写真”を残念会バージョンで撮ること。
店長をはじめ、選ばれた生徒6名、それに副担任の中西先生にもTシャツを着ていただきました。生徒の皆さんは、欠席ゼロ。担任の中山先生、糸石家の店主KUNIは、この日どうしても入る事が出来ませんでした。そこで、天才高校生の”萌ちゃん”(他校ですが...)にお願いして二人を写真に入れてもらう事に成功!!TAMAのワガママを形にしてくれて「ありがとう!」 この写真は、後日、皆さんにお渡しする予定です。
撮影後は、雑談をしながら、こっそりチーズ揚げを食べました。
「進路は、決まったと?」「ハイ〇〇にいきます」「う~ん良かったね。頑張らなんたい」
私は、みんなの制服姿見るのは、これが最後かも??
3年4組の皆さんと一緒に過ごした時間はわずかでしたが、みんな明るくてとても良いクラスでした。
残り3枚を賭けてのジャンケン大会が終了すると 皆さんともお別れです。今度どこかで会うときの合言葉は、、「3-4」これでOKです。 最後にご挨拶をして手を振り、TAMA退場!!
始まりの7月1日、そして終わりの12月10日、も何故か?強い雨の一日でした。校舎、改築中に付き、裏側の校門から退場。
こうして長くて短かった今年の熊商デパートは、本当に終了です。途中、中止を知った卒業生が数名 お店に来てくれました。「思い出が少なくなりますよね。」なんて、まるで自分の事のように残念がってくれていました。しかし、今年の思い出は、熊デパが出来なかった分、違う意味でのクラスの絆と友情が生まれたのではないでしょうか?悔しい気持ちを分かち合える仲間、それは、このクラス41名のにしか判らない想いなのです。いつかもう少し大人になった時、きっと今年の思い出を皆で笑いながら話せる。そんな日に「あんな人が居たね」なんて、私たちの事を少しでも思い出してくれれば嬉しいのですが...。
PS.本日は、常連のリンさんが、冬季限定の詰め合わせ8本セットをお土産用にと沢山ご予約していただきました。ある年の大晦日、「あさひ巻が美味しかった。」と温かい言葉に添えてメールをいただいて以来、何かとご贔屓にしていただいています。このように ご来店いただいているお客様の気持ちに応えるために 私たちにとって、何よりも大切な事は、”造る”事だと最近、改めて感じるようになりました。 贈り物の多い時季だからこそ、余計”造る”に心を込めて、、そんな気持ちを何よりも大切にしたいと思います。
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