かまぼこ屋に生まれて ~年末奮闘記~ [糸石家ものがたり]
12月31日 かまぼこ屋に生まれて ~年末奮闘記~
かまぼこ屋に生まれて45回目の年末を迎えました。生まれた年の年末に火災に遭い、母に命を拾らってもらい その因縁か?12年前から自分たちの仕事として 慌しいこのシーズンを毎年迎えることになりました。
今年の年末は、本当に寒い1週間でした。
X’masが終わると毎年時間との闘いがスタートします。
発送は、毎日2回。この時期はクロネコヤマトさんも想像を絶する忙しさです。そんな中、荷物の集荷も快く引き受けてくれます。
年末ご注文NO1のあさひ巻は毎日造りました。
特大板蒲鉾も手造りに付き、限定販売。
好評のからし蓮根は28日の朝到着。。
製造者の”石原徳一さん”自ら阿蘇の波野から、お届けに来られました。前日、波野村は、積雪15cmだったそうです。
国産(八代産)の蓮根で造るからし蓮根は、もちろん完売でした。
期間中、沢山のお客さまにご来店いただきました。ご予約のお客さま優先のため、製造が追いつかず、一般のお客さまには大変ご迷惑をお掛けいたしました。手造りに付き、何卒ご了承ください。深くお詫び申し上げます。
恒例、ご来店のお客さまより一部の皆さまをご紹介させていただきます。
タレントの中村久美さんは御歳暮のご注文。
パチスロTV等のテレビでも大活躍の”中村久美さん”糸石家のかまぼこをギフトに時折使っていただいています。
30日の閉店間際、翌日にカウントダウンライブを控えたミュージシャン、”鮫”のギターリスト、ダイ兄ちゃんこと佐藤大さんが奥様とご来店されました。翌日のライブには行けませんが、タケルに宜しく!!
海の仲間で、ダイビングの師匠白石末光さんは、ご予約のお節用蒲鉾を取りに来られました。
奥様の悦子さんは、TAMAの料理の師匠でもあり、お二人の店”すず奈”(焼肉店)のお節の鉢盛りは大好評です。
大きなダンボールを抱えてご来店いただいたのは、朋子さん。度肝を抜く差し入れ「ありがとうがざいました!!」
年末は、帰省も増えて年に一度しかお会いできないお客さまたちが、ご来店されます。東京に住む幼馴染の真由美ちゃん(中央後列)と和美ちゃん(前列右)ファミリー。
寒い大晦日の朝、車に積もった雪。
最終日。久保ご夫妻と中島さんは同じ職場ですが、偶然にも糸石家でバッタリ。。
幼馴染の雪乃さんは吉乃ちゃんとご来店!!
メトロのマフィンのセツコちゃんは、高価なお節料理を持ってご来店。
え~っ、またまた、ドーしましょう??。
また、今年も沢山の皆さまから温かいお言葉と美味しい差し入れをいただきました。お心遣い「本当にありがとうございました。」
今では幻のソーセージとなった銀座通りにあった”ドイッチェ”。 社長が自家用に造られた分を差し入れしていただきました。
拘りのスイーツをはじめ、フルーツ、パン、珈琲、ハンバーグにロースハム他と私たちの好きそうなものばかりがド~ンと届きました。皆さまに感謝、感謝、です。(これで、お正月は生きていけそうです。)(笑)
「かまぼこ屋に生まれて...」昭和22年、お爺ちゃんが始めたかまぼこ屋。幼い頃は、いつも忙しそうに働いている両親を見ていて、Xmasもお正月もない我が家がとてもイヤでした。しかも小学生の頃から、夏休みや冬休みはお手伝いをさせられるうえに「何でも自分の事は、自分でしなさい!」と叱られていたあの頃は、お友達だちがとても羨ましく思えたものでした。しかし、社会人になり自分が働くようになって、両親が、人よりもより多くの経験をさせてくれた事がとても役に立ちました。与えられるだけではなく自分で考えて行動をする事で、道が開ける事を知りました。そして、自分が物を造り始めた現在、過酷な労働で身も心もヘロヘロになる事も多々ありますが、沢山の人に出会い、自分たちの造るものが、その方々の生活の中で生きている。「買っていただいた上に歓んでいただける。」「ありがとう。」本来私たちの言うべき言葉をお客さまからいただけるなんて、この上ない幸せであります。かまぼこ屋を自分たちで始めて12年、やっと心から「造ることの素晴らしさ」と「喜び」を感じることができるようになりました。この12年間、私たちを温かく見守り、商品を購入していただいたお客さまと仲間の皆さま、働く素晴らしさを教えてくれた両親、お爺ちゃん、お婆ちゃんに心から感謝いたします。「本当にありがとうございました。」 来年もより多くの皆さまに歓んでいただけるよう「糸石家らしさ」を忘れずに品造りを精進してまいります。変わらぬご愛顧の程、宜しくお願い申し上げます。
平成22年12月31日 糸石家 糸石たまみ
余談ですが、年末恒例のお食事は、二本木の”東庵”
大好きな古賀ご夫妻とバッタリ再会。奥様のタマエさんとWタマちゃんで、思わず抱き合ってしまいました。
素敵な古賀ご夫妻。奥様の珠江さんとは、もう25年前からのお付き合い。私がまだ20代の後半、当時、フリーペーパーの編集長をされていた”珠江さん”は私の心の恩人。仕事の事、プライベートの事、何かとアドバイスしていただきました。彼女からいただいた言葉の一つ一つが私の宝ものです。相変わらずカッコイイおふたりでした。
5月からスタートしたダイエットも目標の-8kgを達成! ご褒美にかつとじ丼をいただきました。(お蕎麦もプラスで..)
PM21:00。やっと自宅に帰り、「NHKの紅白歌合戦」を見ていると、今年一番ラジオの前で聴いて泣いた植村花菜さんの「トイレの神様」 がスタートしました。
また、また、泣けた「トイレの神様」今夜聴いたこの曲が、今の私の心そのもののようでした。「お婆ちゃんほんまにありがとう。」
沢山の出会いと悲しい別れのあった2010年も終了。
皆さまも良いお年をお迎えください。
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